2012年5月13日日曜日

ONE LITTLE LIBRARY @ cafe イカニカ



滞在期間:
2012/05/17(thu)~06/30(sat)

滞在場所:
cafe イカニカ

add: 東京都世田谷区等々力6-40-7
phone: 03-6411-6998
HP: http://www.ikanika.com/cafe/top/

Open: 11:00~18:30(L.O.18:00)
Closed to Wednesday



【滞在場所についてのことば】

~思考していること。そのひとときの旅が豊かなことでありますよう。~

idea。

一息をつくことにより、
それは生まれるのだろう。

ぽっかりとひらいた場所。
そのような印象。
深呼吸の出会い。


休息をしようと思う。
思考の旅へとでるようにして。

この場所で

その旅へのガイドブックのように、
本10冊をトランクへと詰め込みました。

大きく息を吸い、大きく息を吐く。
ひとときの読書がそのようでありますように。


そう想うのです。


この場所でしかない、
一期一会の読書をどうぞお楽しみください。


ONE LITTLE LIBRARY
HP: http://o2lp.com

2012年4月29日日曜日

『Good Magazines Luck!!』



~旅する図書室がセレクトする雑誌を読む場所つくりました。美しき旅の回想録を読書できます~

開催場所:
qwalunca cafe

Open: 11:30-23:00[Closed to Monday]
Add: 東京都杉並区西荻窪4-3-4

開催期間:
2012/04/30より一年程。(期間中不定期にて雑誌のセレクトが変わります。)


Good Magazines Luck!!への言葉。


想像をする。


マガジンラックをひとつの樹として。

並ぶ雑誌は蝉の様。

一瞬のような時間のなかにて、
生命のあらんかぎりを燃え散らす声。
多様な蝉を僕は眺めむしり取る。
声をこの手にしたいが為に。

一瞬のような時間とともに命の終わり。


亡骸を見た。
部屋の片隅に。
あまりにも美しいから耳をあててみた。

そこに流れるは燃える残響。

それは素晴らしき旅へのはじまりの言葉の様だった。

あの瞬間の声は色褪せないで鳴っている。

Good Luck!!

言葉が鳴っている。

2012年2月21日火曜日

『His.Bookshelf.Her.Bookshelf.Vol.1』



■展示期間: 2012/02/25(Sat)~3/10(Sat)

展示場所: 浅草浪花家

add: 東京都台東区浅草2-12-4
phone: 03-3842-0988
HP: http://a-naniwaya.com

【あのひとの本棚のなかの素敵な10冊を読書】

ONE LITTLE LIBRARY主宰のご縁あります人の本棚より10冊を駕籠のなかへとお借りしてまいりました。
展示会場にて実際に本に触れて読むことができます。

あのひとの気になる本棚を読むこと、そして未知の読書により広がる世界をお楽しみください。


第一回目のご縁のかたは、


写真家: 古賀絵里子さん


目の前に見えるものだけでなく、ひとや自然のもつ生命そのものを撮り、写真のなかの永遠へとして僕らのまえに差し出してくれる素敵な写真家さんです。
その方の大好きな10冊を本棚よりお借りしてきました。


【ご本人による10冊の蔵書へのコメント】

*『栗の樹』小林秀雄
笑いたくなったら酒の上での「失敗」を読む。 いつかどっぷりと小林秀雄文学に浸りたい。 『本居宣長』を味わえるように。

*『日本の美術別巻 民芸』村岡景夫 岡村吉右衛門
西荻窪「魯山」店主、大嶌文彦氏より譲り受けた一冊。外の知識を詰め込むのでなく、古来より伝わる日本の品々をまずわかるようになること。民芸が知れる原点。

*『写真にみる昭和浅草傅』
『浅草善哉』の善さんはなさんの生きた時代に想いを馳せる。人生をしょった裸の町、浅草。 ずっと愛おしい。

*『放浪記』林芙美子
するめいかのように噛んでも噛んでも味の出る言葉、文章。浅草通いの時はいつも持ち歩き、 読み返していた。私の原点、心の拠りどころ。

*『がちまいやのオーガニックな焼き菓子』謝花美千代
突然お菓子を作りたくなったら開くレシピ本。 素材、作りかたは至極簡単。野草のように飾らない味わいは、何度も作りたくなる口福。

*『我ここに今かく在りぬ』立田英山
デザイナー町口景さんに紹介してもらった写真集。どこも嫌なところがない写真群に言葉をうばわれた。人が撮った写真にこんなに感覚がぴったりと来ることがあるのだろうか。

*『弘法大師空海全集第1巻』
高野山で毎朝数ページずつ読み撮影にでかけて行く。心が整い、世界が澄んで行くのをまじまじと実感できる。弘法大師空海の信念に貫かれた精神の薬。

*『日本の美術史 』保田 與重郎
大和心そのもので日本の美術をひも解いてゆく。毒なき眼で、まだ見ぬこの国の良きものに触れ、良き処を訪ねてみたいと思わせてくれる。

*『独学の精神』前田英樹
私利私欲のうわ言でなく、心身で直覚したものごとのみを記し体現し続ける偉人、前田英樹氏。身ひとつで学び、生きるということ。『日本人の信仰心』も是非!

*『すべては初めて起こる』大森克己
写真にうつった光。亡くなった友人を弔うため集った記念写真には、これと酷似した不思議な光が度々写りこんでいた。事実がどうあれ、これは魂の光だと直感する。





<関連企画>
『図書室の片隅にてめくる言葉と本 Vol.1』
3/10に古賀絵里子さんと青幻舎: 森かおるさんを迎えてトークと読書のワークショップイベントを開催します。

詳細→コチラ



2012年2月10日金曜日

ONE LITTLE LIBRARY @ ASAKUSA NANIWAYA


『写真がなければ…このなかに流れる風景との出会いはなかった…』

■滞在期間:
2012/02/25(sun)~03/31(sat)

■滞在場所:
浅草浪花家

add: 東京都台東区浅草2-12-4
phone: 03-3842-0988
HP: http://a-naniwaya.com

Open: 10:00~19:00
無休


【滞在場所についてのことば】


目の前にある景色。あいだに風があり、そのなかにはたくさんの色がある。

この場所との出会いは写真をきっかけとしてでした。
写真は記憶であり記録でもあり、まだ見ぬ世界との出会いでもあります。
ここもまたそんな場所であるようなに感じるのです。

今回のLibraryセレクトは写真集のみの10冊です。
僕のなかのたいやきと浅草と人々と世界の繋がりの写真です。

浅草浪花家さんはたい焼きとお茶の甘味処です。
絶品の一丁焼きたいやきとお茶で一息つきながら読む写真の本。

10冊のなかに広がる永遠の風景を感じ考えいただければ幸いです。


ONE LITTLE LIBRARY/高橋ユータ
HP: http://o2lp.com

<関連企画>
『図書室の片隅にてめくる言葉と本 Vol.1』
3/10に古賀絵里子さんと青幻舎:森かおるさんを迎えてトークと読書のイベントをひらきます。
詳細
コチラ

『His. Bookshelf. Her. Bookshelf 』
古賀絵里子さんの本棚より10冊をお借りしてきました。読書できます。
詳細
コチラ